オン・ユア・フィートを観にいくぞー!!
みなさんこんにちは、モモオです!!
朝夏まなとさん主演の舞台、オン・ユア・フィートがついに始まりました!!
楽しみに待っていたけど、あっという間にこの時が来てしまいました!!
わたくしモモオが観に行くのはもうすぐ!!きゃー!!
その前に、オン・ユア・フィートのお話の背景を少し勉強してみようと思います!
イエーイ!!
いつものことですが、すいません、やりたかっただけなんです。
さて、ここから下は、少し物語のネタバレ?も含んでくるかもしれませんので、一切事前知識なしで行きたい方は、観劇の後、ぜひお読みいただけたらと思います!!
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ではスタート〜!!
オン・ユア・フィートの主人公、グロリア・エステファンさんは、1957年キューバ生まれのアメリカ人歌手で、なんと現在もバリバリ活躍中!
こちらがグロリア・エステファンさん!
2009年のお写真なのでだいぶ前のお写真ですが、今も変わらぬお姿です!ホームページを見ると、かっこいい写真がどーんと載っかっていますよ!エネルギッシュで今にも踊り出しそうなグロリアさん!かっこいいですね〜!
Michele Eve [CC BY 2.0], via Wikimedia Commons
実在の人物の物語というだけでなく、今も活躍中の方を演じるって、かなり珍しいことのように思いませんか!?演じる側はかなりのプレッシャーがありそうです…!
さてさて、オン・ユア・フィートがシカゴで初めて上演されたのは、2015年のこと!
えっ?かなり最近の作品なんだ…。
なぜ今、オン・ユア・フィートなのか、なぜ今、キューバにまつわる物語なのか、モモオなりに考えてみようと思います!
舞台・オン・ユア・フィートは、ノリノリのラテンミュージックに合わせて、観客も盛り上がりまくる超エンターテイメントなわけですが、その背景も合わせて知ったら、もっと興味深く舞台を観られるんじゃないかなあ〜と思うわけです。
実際、勉強してみると、グロリアさんの置かれた状況は、ノリノリでフウー!!って言えなくなるくらい重〜い感じ…。ズーン…。
しかし!!
この作品は、重〜く沈みたいのではなく、ラテンミュージックの素晴らしさを肌で体感しようぜ!!みんなで楽しもう!!っていう作品だと思うので、グロリアさんの大変な想いも知りつつ、最高に盛り上がって、観客やってきたいと思いまっす!!
キューバン・アメリカンとして、移民として生きるグロリアさん
グロリアさんの生い立ちを地図とともに見てみたいと思います。
1957年、キューバに生まれたグロリアさんですが、
1959年、キューバ革命が起こります!!
そして、1960年、わずか2歳のとき、革命から逃れるため、アメリカへ亡命することになったのです…!!
亡命した先は、フロリダ州・マイアミ!
幼い頃に、家族にとっての故郷であるキューバを離れ、移民としてアメリカへ移り住むという大変な経験があったわけですね。
グロリアさんのように、キューバからの移民であるアメリカ人は、キューバン・アメリカンと呼ばれ、現在でも全体の約70%が、フロリダに集中的に住んでいるのだそうです!ハバナから距離がとても近いから、キューバに気候も似ていて、過ごしやすいからなのでしょーか!
キューバを故郷に持ちながら、アメリカという新しい国に、融合していくための努力や葛藤と、向き合って生きてこられたんだろうなと想像します。
舞台・オン・ユア・フィートでは、そういったご家族の物語がたくさん観られるようなので、とても楽しみ!
2015年、初公演の年に、キューバにはとんでもないことが起きていました!
オン・ユア・フィートの初演の2015年、キューバには衝撃的に大きなニュースがありました。
この出来事は、今なぜオン・ユア・フィートなのかという疑問に答えるのに十分なものでしょう。
それは何かというと!!
「キューバの雪解け」と呼ばれる、54年ぶりのアメリカとの国交回復です!!
ばばーん。
右はオバマ大統領、左はキューバ革命の指導者フィデル・カストロの弟で、ラウル・カストロ。
オバマ大統領は、2008年にアメリカ大統領になったとき、キューバとの国交正常化をマニフェストとして挙げていました。そして着実に準備を重ね、2015年についにこの場面が現実のものとなったのでした!
グロリアさんが生まれてすぐに起こったキューバ革命の直後、1961年に、アメリカはキューバと断交しました。そして54年ぶりの国交回復。
54年ぶりて…。半世紀以上…ずいぶんと、長い間だったなぁ…。
ほぼほぼ、グロリアさんが生まれてから、今までずっとってことですよ。グロリアさんにとってみたら、生まれてこのかた、家族の故郷であるキューバへの渡航も制限されていたわけで、その想いたるや、モモオには想像できないものであります。
まさに、ロシア革命から逃げて来た亡命貴族が、死ぬまで二度とロシアの地を踏むことはなかった、と同じような境遇なわけです。
キューバ国交回復の兆しの中で、作品が作られてきた想いを感じるのであります!!フウ〜!!
しかしながら、現在は、トランプ大統領のもと、キューバへの規制が再びかけられている状況にあります。まさに今、現在進行形の問題を扱う舞台であると言えましょう。
キューバ革命からアメリカ国交回復、そして現在のキューバの姿について…また書くかもしれませぬ!