ミュージカル「マイ・フェア・レディ」のことが知りたい!③
みなさんこんにちは、モモオです!
マイ・フェア・レディのことが知りたい!ついに、最終話です。
この作品のメインテーマがだいぶ理解できてきて、観劇の心の準備ができてきましたよ〜っ!!
みなさん、気分はマイ・フェア・レディになって来ましたでしょうか〜っ!?
これまでのお話をお読みになりたい方は、こちらをどうぞ!!
その後、容認英語(RP)はどうなったのかというと・・・
さてさて、マイ・フェア・レディの時代には、容認英語(RP)こそが完璧な英語と言われ、イライザが一生懸命それを覚えようとしていましたね。
それから半世紀以上が経って、イギリスの英語は今どうなっているのでしょうか…?
「な、なんてことでしょう…!!私たちの伝統ある由緒正しい英語が…!!」という嘆きの声が聞こえてきそうです。
完璧な英語なのだと、これこそが模範なのだと言っていたものが、時とともに変化していく…まさに栄枯盛衰…ッ!!
そして、その代わりに新しく広まっているのが「エスチュアリーイングリッシュ(河口域英語)」。なんだか素敵なネーミングではありませんか?今は亡きダイアナ妃は、この河口域英語を話す方だったそうで、そんなところでも王室と折が合わなかったとかなんとか…
この河口域英語とやら、一体どんな発音なのでしょうか?
ふむふむ、RPとコックニーの中間ともいえる発音が広がっていったと…
目も当てられないほどの格差社会が、すこ〜し平等になったのと同調しているようで、言語は文化の鏡だなぁ。
RPのことを調べてみると、若い人でも、RPのような発音をできるようになりたい!!と考えてる人もいれば、保守的で、権威的で、RPなんて嫌!という人もいて、意見は様々のようです。
しかしすこーしずつ、RPを使う人が減って来ているのは事実。この発音、そのうち生で聴くことが難しいくらいレアになったりして…??
まとめ:マイ・フェア・レディの排他的な時代から、多様性の時代へ!
イギリスの方言(発音)は、少なくとも60種類以上はあると言われているんですって。より細かく分類すると90種類くらいにもなるそうですよ。多ッ!!
そんなたくさんの方言が、最近ではそれぞれの地域の文化として、価値が認められてきているんだそうです!
マイ・フェア・レディの時代には、RPだけが正しく、他は間違っている!という考え方のイギリス英語でしたが、それぞれの方言に、それぞれの文化と歴史があり、尊重されるもの!という考え方に変わって来ている…!
英語という言葉そのものも、以前は欧米の発音でないと…と考えられていたものが、最近では、いろいろなアクセントがそれぞれに個性があって良いというふうに変わって来ているのを感じますね。英語の教材とかも、いろいろな発音を聞けるようになってたりしますし!
そんなわけで、
マイ・フェア・レディを調べる
→英語の歴史的変遷を知ることになる
→多様性の時代の到来を感じ取る
という壮大な気づきを得たモモオでございました。
うーん、勉強になりすぎるよ、マイ・フェア・レディ!!!
観劇が楽しみすぎますっ!