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タカラヅカファンライフをエッセイ漫画で綴ります。

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朝夏まなとさん退団公演「神々の土地」の舞台、ロシアの歴史を調べてみたよ

みなさんこんにちは、モモオです。

2017年8月には宝塚大劇場で始まる朝夏まなとさんの退団公演、「神々の土地」。一体どんなストーリーになるのか気になって、予習してみました!

「神々の土地」の舞台は1917年ロシア革命の前年

宝塚歌劇団HPでの公演情報によると、1917年のロシア革命の前年が物語の舞台となります。朝夏まなとさんが演じるのは、ドミトリー・パブロヴィチ・ロマノフというロシアの皇族であり、軍人だった歴史上の人物です。彼が、崩壊していくロシア帝国を何とか救おうと奮闘するも、帝国の崩壊を止めることはできず…という流れがありそうです。

そういった歴史背景をベースにした宝塚歌劇団のオリジナル作品ということになるわけですが、朝夏まなとさんの退団公演にふさわしい、ドラマチックで、ダイナミックな物語になりそうですね…(涙)

それにしても、タカラヅカは帝国の崩壊のお話が多いですね。「ベルサイユのばら」はフランス革命、「エリザベート」はハプスブルク家による支配の終わり、と、タカラヅカの大人気演目が帝国崩壊モノですもんね。感動的で、悲劇的な展開になること間違いなし…。

今回崩壊いたしますのは、ロシアで300年も続いたロマノフ王朝。最後の王様の名前はニコライ二世です。そして朝夏まなとさん演じるドミトリーは、このニコライ二世の従兄弟にあたります。

ロシア革命って、なんだっけ(すいません)

「ロシア革命って、どんなんだっけ?」って思って世界史を復習してみました(むか〜し世界史勉強したんだけどだいぶ忘れてます)。「神々の土地」観劇に向けてロシア革命くらいは知っておかないとまずい!

1789年に起こったフランス革命を皮切りに、いろいろな国で王政を倒して新しい社会制度を作る流れが広がっていって…およそ100年後にロシアでもついにロマノフ朝が倒されます。フランス革命と同様に、王族たちはあらかた殺されてしまい、そのあとレーニンを指導者として史上初の社会主義国家・ソビエト連邦が誕生します。

そう考えてみると、朝夏まなとさんがアンドレとジェローデルの二役を演じた「ベルサイユのばら」から100年の時を経て、今度は皇族のドミトリーとしてロシアで革命の中を生きるのだなあ、と思えてきますね。 

ラスプーチンって、誰だっけ(すいません)

宝塚歌劇団HPの公演案内にもあるように、ドミトリーはラスプーチンという人物を暗殺しようとするグループの一人です。ドミトリーに暗殺を持ちかける旧友のフェリックス・ユスポフを真風涼帆さんが演じます。お二人が演じる友情をたっぷりと舞台の上で味わうことができそう。わくわく…。

で、「ラスプーチンって名前は聞いた頃あるけど、誰だったっけ?なんかとにかく不吉な人だったよな?」

って思ったのでこれも復習してみました。

ラスプーチンとは、「怪僧」とも呼ばれ、数々の謎めいたエピソードがあり、ロマノフ王朝崩壊の大きな要因となった人物だと言われています。聖職者であるラスプーチンは、ある不思議な力で、ニコライ二世とその皇后に謁見を許されます。その不思議な力とは、人々の病気を治す力で、皇子のアレクセイの病気(血友病)をも治してしまうのでした。それをきっかけに皇帝と皇后に近づき、ついには「影の皇帝」と呼ばれるまでにロシア帝政に影響を及ぼしていきます。(不思議な力って、ど〜やって治してたんでしょうね〜超能力かな〜!?)

こう書いてみると、歴史上の人物というよりは、童話の中に出てくる悪役の魔法使いみたいですが…ラスプーチンさんは実在人物で、写真も結構残されており、見た目がかなり恐い感じです…↓ ねっ!?

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/97/Grigori_Rasputin_1916.jpg/334px-Grigori_Rasputin_1916.jpg

出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)

ま、そんなわけで皇帝と皇后を影で操るラスプーチンの暗殺を、ドミトリー(朝夏まなとさん)とユスポフ(真風涼帆さん)が企てます…。 

以上、簡単ではございますが、「神々の土地」観劇準備の予習をお送りいたしました。調べるほどに、朝夏まなとさんがこの壮大な物語をどう演じるのか、ロシアの冬をどう感じさせてくれるのか、わくわくが止まらないモモオでした!!!